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<<   作成日時 : 2012/02/13 22:54   >>

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※- 1審尊重の姿勢鮮明・最高裁、裁判員無罪判決支持

2月13日− website − : 裁判員裁判による無罪判決を支持した13日の最高裁判決。

裁判員裁判は制度施行から3年目を迎え、おおむね順調に推移しているが、最高裁が1審判決を“尊重する姿勢”を打ち出したことで、今後の審理の在り方にも少なからぬ影響が出そうだ。

− 控訴審って何? −

刑事訴訟法上、控訴審は一から証拠を見て事実を判断するのではなく、1審の判断に誤りがないかを判定する「事後審」と位置付けられている。

最高裁の判決でも「1審と同じ立場で事件を審理するものではなく、当事者の訴訟活動を基礎として形成された1審判決を対象とし、これに事後的な審査を加えるべきもの」と明言し有力だった従来の学説に改めて沿う判断を示した。

 1審判決を重視する傾向は、裁判員制度の導入後、数字にも表れている。

制度スタート前の平成20年の刑事裁判の控訴審判決のうち1審破棄は16・2%だったが、21年5月の制度導入後、昨年末までに控訴審が終わった712件のうち、1審破棄は54件で7・5%にとどまっている。

− 「あうんの呼吸」なし −

例外は、被告の犯行を示す直接証拠がなく、間接的な事実を積み上げて検察側が立証する事件だ。間接証拠の判断は、プロの裁判官でも割れることが多い。

象徴的なのが、今回のような覚醒剤の密輸事件。裁判員裁判導入後、1審無罪が2審で逆転有罪となったのは2件で、いずれも密輸事件で被告が覚醒剤の認識を否認したケースだ。

今回の事件でも、東京高裁は1審とほぼ同じ証拠を検討した結果、正反対の判断をした。

例えば、成田空港の税関検査で覚醒剤が入った缶が見つかった際の被告の様子について、1審は「狼狽(ろうばい)した様子をみせず、違法薬物の存在を知っていたとまではいえない」と判断。

だが、2審は「平然としたのは、認識があったと認定できる」とした。

今回最高裁は、被告が動じなかった点を「違法薬物の認識がなかったとしても必ずしも説明がつかない事実ではない」と指摘し、1審の判断を支持した。

今回の判決を受けて、検察側の危機感は強い。

ある検察幹部によると、これまでは裁判官が「国内での薬物の蔓延(まんえん)を防ぐ」という点を考慮し、否認する被告の弁解に対し厳しい見方を示しながら有罪の判断を下してきたという。

幹部は「『あうんの呼吸』はもうない。多様な価値観を持つ裁判員を納得させるため、これまで通りの立証でいいのか見直す必要があるかもしれない」と話した。

− 今後「影響は確実」 −

最高検によると、裁判員裁判で無罪判決が出たのは23件で、このうち7件で検察は控訴している。

22年12月には、強盗殺人罪に問われ、死刑を求刑された被告に、鹿児島地裁が初めて無罪を言い渡した。

こうした重大事件も今後、控訴審の審理が始まる。

ある裁判官は「事件はケース・バイ・ケースで、1審判決が常識に照らして不合理だと判断されれば、今後も1審判決が破棄される可能性はある」と指摘する。

一方、裁判員裁判に詳しい甲南大学法科大学院(刑事法)の園田寿教授は「証拠の評価を一般の市民感覚に委ねる、というのが裁判員制度。よほどの事実誤認がない限り控訴審は1審判決を尊重する、という最高裁の判断は妥当だ」と評価し,

「今回とは逆に量刑が厳しい場合を含め、控訴審は今後、最高裁判断に従うべきで、確実に影響を及ぼしていくだろう」と話した。

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